……………………………………………………………………
毎年3月、もくれんの季節に
展覧会をひらいていたことがありました。
いまでも「展覧会楽しみにしています」と
声をかけてくださる方が。
うれしいばかりです。
展示はいつもシルクスクリーン(版画の一種、愛称シルク)で
制作したイラストでした。
シルクでの制作は今お休みしてるのですが
このweb site のtopページをギャラリーに見立てて
イラストを描こうと思いたちました。
「季節のスイッチ」という展覧会で
絵に短い文章を添えて展示したとき、
「本にしてほしい。友だちにプレゼントしたい」
と言ってくださった方もありました。
小さな本を作るような心持ちで
絵と文章をお届けしたいと思います。
季節ごとに、ゆっくりと絵が入れ替わります。
どうぞ、ときどき眺めにいらしてください。
……………………………………………………………………
|
日差しの強い日も、日傘さえあれば、けっこう平気。
木陰ごと移動している感覚。
近ごろ、時おり、日傘を手にしている男性を見かけます。
傘の歴史をひもとくと、
日傘はもともと男性が使っていたものだったとか。
現代の男性にも日傘、ほんとにおすすめしたいです。
消耗度が違います。
3月と5月は電話のことを考えていて描いたものでした。
電話は、形も機能も大きく変化してきたけれど、
昔から形に大きな変化のない傘。
いにしえから、そぉんなに変わっていないものが
今もせっせと使われている。なんかいいです。
雨と日差しから身を守るもの……役目がはっきりしているから
変わりようがないといえばそうかもしれませんけれど。
かわりのあるもの。ないもの。
古くからのものでも、新しいものでも、
それがなじんでいる風景。
そんなテーマで、表紙のイラストを描いてます。
バックナンバー
● 2017年3月 春の電車
● 2017年5月 cafe de smartphone
|