● 編集後記のようなものです |
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2014年12月31日 wed.
もっとココに来て書きたかったのですが、
2014年もゆっくりの更新ぶりとなりました。
夏に始めたイラストブログ、 mokuren note も
おーい。日付が夏のままですよー。
ですが、私の中では終わっていませんよ〜。
こちらも、そちらも、ネタは仕込んでいますので、
好きなときに来てる私が言うのも何ですが、
お好きなときに、また遊びにきてね。
私はここ数年、新しく経験することが続いて、
その思いがけない景色にびっくりしています。
これからどんなふうになっていくかわからないけれど、
そのとき、自分がどんな心持ちでいるのか見届けよう。
そんな気持ちを込めて、
「景色を楽しみながら とことこと 行く所存です」
という言葉を添えて、2014年の年賀状を作りました。
思いがけない経験は人生観の一面を変えてしまうもの。
そうでもないと見えない景色で、
見晴らしはとてもいいです。
2014年もノックしてくださったみなさま、
ありがとうございました。
どうぞ暖かくして、よいお年をお迎えください。
2014年12月29日 mon.
今年、少しの変化をもたらしてくれた本といえば、
『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』と
『目は1分でよくなる!』も。
どちらも思わず買いたくなるような、
ちょっと眉つばものとも思われそうなタイトル。
ふくらはぎをもめば長生きできるとは思いませんが、
寿命はコントロールできるものやあらしませんが、
血の巡りをよくするのはよさそうと、手にとりました。
血流をよくすることで身体によい影響があらわれるという
とっても基本的な身体のしくみの説明も、
清潔感ある写真も、わかりやすいです。
「できそうなエクササイズを好きなときにやればいいですよ」
というところもよかった。
朝、起きたとき、
左右のふくらはぎの「内・真ん中・外」を2回ずつ、
両手の親指で押すのがすっかり習慣に。
コリがほぐれて、気持ちいいです。
『目は1分でよくなる!』も
血流をよくして酸素をとりいれることの効用を伝えてくれる本。
本に書かれていることを毎日続けたら、
たしかに目によさそう。
しかし、こちらはメニューがたくさん。
そこで、ふくらはぎと同様、
できそうで気持ちよいことをひとつ続けてます。
吐き出すときに6秒以上かけて、
ゆっくり深呼吸するというもの。
朝起きる前、布団の中で20回ほどやってます。
あくびが誘発されることもあってか、
毎回おどろくほど目がウルッ、頬を涙がツツー。
うるおって気持ちよくって、こちらも朝の定番に。
2014年12月21日 sun.
あれよあれよと年末です。
暦が新しくなるのを大騒ぎすることはないですけども、
区切りがあるのはけっこうよいもの。
今年読んでくっきり残っている本、
自分に少しの変化をもたらしてくれたものを
いくつかご紹介したいです、今年のうちに。
ところで、油は体を支えてくれる大切な要素のひとつ。
なんとなく健康のため、どうしても油控えめな食事になりがちなわが家。
油もとった方がいいかな〜。
と、近ごろ、体によさそうなココナツオイルを愛用しています。
パンやクッキーに添えて、バターのように楽しんでいます。
最近のお気に入り、おすすめはこちらです!
香りも気にならず、クリーミー。
2014年12月9日 tue.
暖かくしてお過ごしですか。
仕事スペースがフローリングなので、
冬は足もとがしんしん冷えます。
昨年は、ナカギシの電気ひざかけがヒットでしたが、
さらに冷え対策強化のため、
ミニホットカーペットを購入することに。
それまで使っていたミニカーペットは
見ると電力50W。
真冬にはぬるま湯のようなやさしさ。
もう少しW数の大きなものは……と探してみると、
ちょうどよい小振りなサイズは
おおむね電力が弱かったりします。
かといって、一畳分のサイズはビローンと横長。
しかし、ありました、ありました。
Panasonic のミニホットカーペ 。
机の足もとにほどよくおさまる、100W。
ありがとう、Panasonic!
2014年12月7日 sun.
静かに続いてます、となりとなり方式の片づけ。
その一環で、先日は吉祥寺にある古本屋さん、百年へ。
そのときどき愛着あるものだったけれど、
長くページを開いていなかったり、
このさき開かなさそうなものを選び出し、
デザインやアート関連の本をどっかり持ってゆく。
3年前にも〈シンプルな暮らし〉の気分の波がどーんとやってきて、
買い取っていただいたことがあったのだけど、
スタッフの方たちがみな、サラッと感じがよかった。
そのうえに、査定もよかった。
そして今回も、変わらず感じがよかった。
「よい本、貴重な本をありがとうございました」
と言っていただけて、
愛着あるものだっただけに嬉しかった。
少しはお役に立てそうで、
顔の見えるお店に足を運んでよかったと思ったのでした。
査定も予想していた以上で、うれしい誤算でした。
数日後、お店のHPを見てみると、
入荷をお知らせするTwitterで
このとき持ち込んだ本が何冊か紹介されていて
それもまた嬉しかった。
前よりスッキリしてきた本棚を眺めて、
さらにスッキリできそうともくろむ。
持ち物は少なくてよいと思うこのごろです。
大切なもの、いま必要なものは見極めているので、
もう少しもう少しとエスカレートして
前髪切りすぎて後悔! なんてことはないのです。
2014年11月3日 mon.
今年の夏も八ヶ岳でたくさんの時間を過ごしました。
7月、岩合光昭さんの写真展「ねこライオン」を見に、
少し足を伸ばして小海町高原美術館へ。
せっかくなので、近くにおいしいお店はないかな?
と、長野は佐久穂町にあるヒロッシーナでランチ。
(Facebook にもおいしそうな写真が随所に)
偶然、食べログで名前を見かけ、
食事した人の満足度が高そうで
気になって出かけたお店。
すると……来てよかった!という充実感。
ご近所にあれば、友だち誘って出かけたいです。
その後、8月も9月も訪ねました。
そして行くたび、来てよかった!の満足感。
9月、新しくオープンした八ヶ岳のカフェへも。
前からブログをときどき拝見していた
目利きの方が開いたお店。
パンも野菜もハムも地元のこだわりのものを使っていて、
ボリュームもルックスもよい感じの
おいしいサンドイッチでした。
でも、おいしい食材を買ってきて
うちでサンドイッチを作って食べるのも、
自然な美味しさがあって楽しかったりしますよね。
その美味しさに近いような……。
わざわざお店に足を運ぶのは
プロの味を楽しみたいからなんじゃないかと思います。
予想をほんの少し超えたことに出会えたら嬉しい。
ヒロッシーナで食事していると、
前回書いた「未来少年コナン」の声優陣のように
プロの仕事を安心して味わっている気がします。
プロの仕事。
めりはりの付け方もそのひとつかな。
ちょっとしたさじ加減と客観性。
イラストの仕事にも言えること。
食事を味わいながら、妙に納得いきました。
何してても勉強ですわぁ。
(ココは関西弁のイントネーションでっ)
2014年11月1日 sat.
U-NEXT の1ヵ月見放題サービスの案内をいただいたので、
毎日1話ずつ、「未来少年コナン」を見ています。
子どものころから好きだったけど、
改めて見ると、
ひとの表情と動きの、もぉ素晴らしいこと。
それに加えて、
コナン(小原乃梨子さん)、ジムシィ(青木和代さん)、
ダイス船長(永井一郎さん、なみへ〜い!)らの
声の表情の豊かさ・楽しさといったら。
声優の吹き替えはイメージが固定して
新鮮に感じない時期もありましたけれど、
プロの底力、堪能しています。
その一方で。
ジブリの「風立ちぬ」の菜穂子を演じた
女優の瀧本美織さんの声は今も耳に残っています。
宮崎駿さんが「瀧本さんに出会えてよかった」と
話していたことを雑誌で読んで、うぅぅ。
勝手に感極まったりしていました。
主人公を演じた映画監督の庵野秀明さんの声には
ぼ、ぼ、ぼ、棒読みに、かつてない違和感。
でも、二度目に見たとき、
不思議なことにまったく気にならなくなっていて、
とくに終盤のシーンではその声に泣きました。
と、プロの声優でない方の声に
魅力を感じることも少なくないのですが、
プロならではの安定感を
「未来少年コナン」では教えてもらいました!
2014年10月13日 mon.
つづきです。
本棚を整理していると、
付箋が林立している本も。
読んだ当時のハナ息みなぎってる様子を思い出すものの、
それを読んで自分の行動(生活)が変わったわけでもなく、
出番を終えたんだなぁ。
と、スッキリ手放す。
「自分の生活(行動)が変わる」
なんて大袈裟な響きですけれど。
一方で、村松友視さんの
『合本 私、プロレスの味方です』(ちくま文庫) は
読んだきっかけも内容もよく覚えていないうえに
買ってから一度も読み返したことがないのに、
どうにも手放せません。
「プロレスは人生を見に行くところなのだ」
という一文に出会ったがために。
(この文章はうろ覚えで自分翻訳しています。
なんて書いてあったか確かめようと久しぶりにページを開いてみたら……
どこに書いてあったかもわかりません。ニャー。
が、「プロレス会場には人生がある」という文章がありました。
この文章のことだったかもしれません!)
20代になって、
ライブによく出かけるようになって、
ジャンルは違えど、
まさにそうそうそうそう。(←字面がアヒルの行列のよう)
と、強烈に感じたことはくっきり覚えているんです。
2014年9月25日 thu.
ここは空き家か、空き家かここは〜。
いえ、います、います。
またもご無沙汰いたしました。
「コンパクトに暮らしたいね」と、
近ごろ、よく話しています。
山荘で暮らすように日常を……なんて近づいてみたいものです。
持ち物は少なく、と、合間に片づけたりしています。
この片づけが、まったく苦にならない(掃除とはまた別のお話)。
いくらでもやっていられます。
こういうのを得意分野っていうんでしょうね。
たまーに実家に帰ったときなども手腕を発揮して、
たいそう喜ばれています。
「仕事にしてみては?」と言われ、
でも、こういうのは何かウリ(特徴)がないとね。
近藤麻理恵さんのように「ときめき」とか、
本多さおりさんのように「無印良品」とか。
いんや、無くはない。
「となりとなり方式」で、どうだっ。
この「となりとなり方式」というネーミングは、
誰でも絵が描ける(教えられる)ようになる描き方、
「キミ子方式」を考案し、広めている松本キミ子さんによるものです。
絵を描くためのとっても具体的な方法なのですが、
この「となりとなり方式」は片づけにもぴったり。
一気に片づけるのは疲れるし、まとまった時間も必要なので、
起点(たとえば仕事机とか)を決めて、
一日一箇所、となりとなりへと片づけることにしてます。
仕事の合間にリフレッシュにもなって一挙両得ですよ。
そして今日は本棚を整理。
さよう。一段だけ。
以前は、ザッと見渡して、
手放してもよさそうなものをピックアップしていたけれど、
最近は近藤麻理恵さんの
「一度全部出す」方式をとっています。
一見面倒そう。
でも、確実にモノを減らしたいときはおすすめです。
そうして本を選び入れ替えていると、
取っておきたい本って、
自分の生活を変えてくれたものなんだろうなって気が
最近しています。
(つづきそう)
2014年8月8日 fri.
新しく始めたブログ、 mokuren note 。
スマートフォンで見ると
イラストがうまく表示されていなかったのですが、
画像の保存形式を変えてみたら、
きれいに見えるようになりました。
ザッバーン(浮上しました)。
イラストと言葉のある一コマページ。
始めてみると、思っていた以上に楽しいです。
また遊びにきてね。
2014年8月5日 tue.
きのうオープンした一コマ絵ブログ、mokuren note 。
スマートフォン(iPhone)で見てみると、
パソコン上で見ていたのとは違って、
イラストにリンカク線がついてデコボコして見えます。
ドーン(落ちました)。
しかーし。
イラストをクリックしていただくと、
クリアなイラスト(シルクスクリーンタッチの!)が見られますので、
スマートフォンでご覧の方は
どうぞワンクリックお願いいたします!
ともに綺麗に表示する方法があるのか、
調べてみます(ゆっくりと)。
2014年8月4日 mon.
新しいページ、mokuren note を作りました。
ブログって、
まわりにいろんなものが表示されるので見づらく感じて
これまで手を伸ばさなかったのですが、
ちょこっとしたイラストを
upできるページがほしいと思い至りまして。
イラストレーターの山本祐布子さんのブログが
シンプルで素敵だなぁとかねてから思っていたので、
GoogleのBloggerを選びました。
まだ手探りで、もぐらたたき状態ですが、
極力スッキリしたかった感じに近づけました。
遊びにきてね。
(ここもまた血圧の低そうなページ。ふっ)
血圧といえば、
松本光正さんの『高血圧はほっとくのが一番』、
共感するところも多く、おもしろかったです。
(私自身は今のとこ血圧で困ってるわけではないのですが)
これまでまことしやかに常識とされていたことから
またひとつ解き放たれそうです。
2014年7月23日 wed.
新しい科学グッズが出来ました。
その名も「元素の発見年図ポストカード」です。
元素の発見の歴史をビジュアル化したもので、
科学(化学)の歴史の一面をコンパクトに見渡せます。
思いついたのは3年前。
「元素の周期表ポストカード」を作る準備をしていたときのこと。
原子の基本を学びたいと
『元素の発明発見物語』(板倉聖宣編、国土社、1985)を
読んだのがきっかけでした。
方眼紙に元素が発見された年を書き込みながら読んでいくと、
次々と発見されていく熱気(活気)のようなものを感じました。
そこには、いろんな実験のお話が出てくるのですが、
実験には興味がないのに(むしろ苦手なのに)
「なんで?」と思うくらい読むたび心躍るのです。
ひとつの発見が次の研究へと発展してく科学の歴史が
絵巻物のように見えてくるのです。
「みたこともない、実験したこともない元素のことを
楽しく知るにはどうしたらよいのだろうか。
それには、それらの元素をはじめて発見した人びとの感動を
物語の形で読むのがいちばんだとわたしは思う」
この本の「はしがき」で板倉聖宣さんが書かれている言葉どおり、
読んでいてワクワクするのです。
そこで、この元素の発見された歴史を
ポストカードにしようと思いつきました。
しかし、ずいぶんとマニアックです。
ところが、試作品を何人かのお客さまに見ていただいたところ、
「眺めていて発見がありました」
「いろいろ空想して楽しんでいます」
「ぜひ販売してください」
「完成を心待ちにしています」
「私もほしいし、たくさんの人に配りたくなります」
などなど、うれしい反応がありました。
自分以外にも面白がってくださる方がいることがわかり(感動です!)、
商品化することにしました。
今では、本を読んでいて年号が出てくると、
このポストカードを取り出しては
「この元素が発見されたころか〜」
と眺めるのが楽しみにもなっています。
「元素の周期表ポストカード」の姉妹品として
ともども、よろしくお願いいたします!
2014年7月19日 sat.
先日、プリンター(複合機)にエラーメッセージ。
「修理受付窓口にご連絡ください」って、突然。
プリンターはもう一台あるので事なきを得ましたが、
複合機ではスキャナーも使っていたので、
このままにはしておけません。
メーカーのサイトを見てみると、
修理費と往復の配送料で新しい機種が買えそう。
(よくあーるー話じゃ〜ないか〜♪)
使い始めてまだ4年弱なのに(プンスカ)。
と、後継機種についてネットで調べていると、
私のと同じ機種が3年で故障したという人の記事が。
かつてソニータイマーという言葉がありましたね。ふっ。
しかし、後継機種の機能やデザインが
今のよりよいとも言えなさそう。
気に入ってるし、
検討する労力や時間もかけたくなかったので、
修理に出すことに。
ヤマトさんが引き取りに来てくれて本体を渡すだけの
その名も「らくらく修理便」。
そして、2日後に帰ってきました。
みごとなシステム。
ところで、いつもイラストは手でラフを描き、
それをスキャンしてパソコンで仕上げてます。
旅先や田舎に帰ったときも仕事できるよう、
ノートパソコンとペンタブレット(パソコンで絵を描く道具)は
持ち運んでます。
でも、スキャナーまではちょっと。
そんなときはデジカメをスキャナー代わりに。
これがけっこう何とかなります。
出先で見つけた資料もパチリと記録。
コンパクトなスキャナー(コピー機)として活躍。
この3点セットのおかげで、遊牧生活、楽しめます。
2014年6月20日 fri.
ただいま、元素の周期表ポストカードの姉妹品にあたる
新作を制作中です。
周期表グッズは数あれど、
ハガキサイズのものはおそらく日本では初めて。
続く新作も、これまでにはなかったポストカードです。
ある本を読んで感動したことから始まったこのカード。
わたしのパッション込めました。
(メラメラしたデザインなわけではありませんがんが)
より科学(化学)好きの人向けではありますけれど、
近々、ご案内できると思います。
ご覧いただけたらうれしいです。
ところで、2年前に作った周期表ポストカード。
もちろん発売した年が一番売れたのですが、
その後もおかげさまでコンスタントに売れてます。
販売してくださってるお店のひとつ、
国立科学博物館のミュージアムショップでは、
精算の際、月ごとの販売数を知らせてくださるのです。
7月と8月は通常の2~3倍売れていて、
夏休みは来館者が多い(きっと全国からの!)ことが
こんな小さなカードからも読み取れて
楽しいのです。
この夏も、たくさんの方に手にとっていただけますように!
2014年6月6日 fri.
異色の人シリーズ、第二弾です。
私の住んでいる町には
駅をはさんで南側と北側に
大手チェーンのクリーニング店がある。
北側のお店に行ったときのこと。
白髪の女性が応対してくれました。
その人はあずけたスカートを手にとって、
「きれいな柄ですね」と言う。
クリーニング店で、
衣類について感想を言われることは
通常ないですよね。
素材や状態について何か言われることはあっても。
ふと、前回書いた印刷屋さんを思い出しました。
そして、指をなめて手書きの伝票(複写式の)をめくり、
強い筆圧でグイグイ記入していくのでした。
その風情がしぶいおっさんのよう。
しかも達筆。
私も伝票類はローテクなので
人のことは言えませんが、
ここ、大手チェーンですよね?
独自にまかされてる感が漂っていて、
妙な味わいがあった。
その後、南側にあるお店に行ったとき、
伝票はレジ方式でした。
店員さん曰く、
その北側のお店は「おばあちゃんのお店」と
呼ばれているとのことでした。
名物店員さんだったのですね、やっぱり。
2014年6月1日 sun.
先週、気にかかっていたデザイン仕事が一段落。
イラストとデザインの仕事には
共通するところあらば、違い感ずるところあり。
で、印刷屋さんとのやりとりがあるのは
デザイン仕事の楽しいところのひとつです。
会社で出版の仕事をしていたときから感じていたことですが、
印刷屋さんて、手がけている印刷物の内容について何か言う
……ということは通常ないです。
そのニュートラルな姿勢は
印刷にたずさわる人のマナーのようなもの。
と、受け取っていました。
シルクスクリーン教室に通っていたときも、
先生は刷りに関してはいろんな話をしてくださるけれど、
それぞれの作品を評価されることはありませんでした。
だから、私たちはいっそうのびのびと
制作に没頭できていたと思うのです。
ところが何年か前、ある仕事でご一緒したその人は、
リーフレットの色校正が出てきたとき、
「この配色、きれいですね」
クリアファイルが出来上がってきたとき、
「うちで手がけたクリアファイルの中で一番かわいいです。
女性の社員もかわいい〜と言ってました」
と伝えてくださる、異色の方でした。
思い起こせば、
どの印刷会社にお願いするか決めるとき
二社とうちあわせしたのですが、
見積の条件もよかったし、
制作にあった加工を提案してもらえたこともあったのですが、
決め手となったのは、
クライアントの「あの人、おもしろそう」の一言でした。
そう、ちょっとやさぐれた風情のある(これはよい意味で!)
営業マンでした。
(そのクライアントもおもしろい方でした)
その後、新しい仕事を始めることになり退社されたのだけど、
ときどきふっと思い出すのでした。
(つづく)
2014年4月25日 fri.
こんにちは、こんにちは。
ご無沙汰していましタンバリン。
4月19日、絵本作家の高畠純さんの講演会へ。
『どうぶつえんのいっしゅうかん』を
手にとって以来のファンだったので、
嬉しくてうれしくて、始終顔がほころぶ。
お話は、斉藤洋さん。 『ルドルフとイッパイアッテナ』を読んで以来、 斉藤さんのファンでもあります。 |
ちいさなお子さん率が高くて、
まるで森林浴のときのよう。
若いエキスに細胞が活気づきます〜。
案内のチラシには
「みんなで絵を描いて遊びます」の一文があり、
机にはあらかじめ一枚の紙と鉛筆が用意されていました。
おとなりの席のちいさな男の子は座るなり、
怪獣とか好きな絵を描き始めてました。
じゆう〜。
さて、講演の中では
『よいこはもうねるじかん』(高畠じゅん子作)
『ペンギンたんけんたい』『のどから あいうえお』(斉藤洋作)
なども読み語りしてくださって、
ひとりで読んでいるときと違う楽しさ感じて、
いろんな人と一緒に聞く(見る)のはいいものだなぁ。
と、杉山亮さんのものがたりライブのときのことを思い出す。
お絵かきタイムでは、
「雲・花・犬・ニワトリ・ゾウ・タツノオトシゴ・シマウマ・フラミンゴ」
と、高畠さんの繰り出すお題を描いていったのですが……
描いたことがあるものでも、
資料を見ないで描くと、
なんじゃこぅりゃぁ〜。どぅりぃゃ〜。
出直したくなりました。
んが、高畠さんの
「まわりの人の絵も見てみるといいですよ〜」の一言で、
おとなりの親子連れのお母さんが私の絵を見て、
「うま〜い。うま〜い」。
え。こ・れ・で。
と、一瞬かたまりましたが、
ふだん描かない人よりは描き慣れてるのかな?
腐っても鯛、みたいな。
そっと面目躍如みたいな。
うれしかったです。
精進をまたまた誓いました。
高畠さんとの共作も多い
斉藤洋さんが会場にいらっしゃるというサプライズも。
うれしそうに何度も振り返って斉藤さんを見ている子どもたちもいて、
かわいかったな。
講演の最後で、
「まだまだ進化していく気がする」という高畠さんの言葉に
思わずパチパチ。両手が動く。
それって、ものごとを続けていく原動力のひとつと思う。
2014年2月25日 tue.
いつもに比べたら
それほどテレビ観戦しなかったソチオリンピックですが、
それでも今回、「全力」という言葉を
やたら聞いた気がします。
全力って。
全財産とかに比べたら、わかりづらい。
けっこうイメージ語なのだと気づく。
2014年2月16日 sun.
冬晴れの日。
台所でバターにナイフがさっくり入って、
今日のあたたかさを実感。
こんなとき、
学生時代に詠んだ俳句を思い出します。
朝の部屋 紅筆なめらか 春近し
紅筆が口紅にふれたときの手応えから
気温の変化を感じたひとこまを詠んでみました。
冷えこむ季節はバターも口紅も
こちこちですからね。
ちなみにこれは、
ゼミの単位がもらえるという噂にひかれて参加した
近世文学の教授主宰の句会にて。
先生は、ルンルンした(む。もしかして死語?)
女性の気持ちを詠んだ句と思われたようで、
「出口さん、いいことあったのかな〜」
ときたもんだ。
自然(気温の変化)を客観的にとらえた
つもりのところが自分では気に入っておりました。
ハチミツは いまだ硬し 二月なり。
2014年2月9日 sun.
ソチオリンピック開会式のオープニングで
ロシアにゆかりある人物が紹介されていたそうですね。
科学者・メンデレーエフも
周期表とともに登場していたと聞いて、
それは見てみたかった。
話変わりまして、
前回書いた長崎ライチさんの『ふうらい姉妹』。
間(ま)と申しますか、
言葉のリズム感がなんとも残るマンガでした。
言葉といえば (話ポンポン変わります)。
わたくし、わりとハグする方ですが、
その際、呼応するように
ぱぁ〜っと両手を開く方あれば、
「何が始まるの?」と、ひと呼吸おく方あり。
先日、久しぶりに会った方との別れ際、
ハグの構え(武道かっつーの)をしましたところ、
その方は後者の構えでした。
そこで、ひと呼吸おいて、
「あ。抱擁」
と、両手をぱふぱふしてくださったのでした。
本好きなその方らしい
その言葉の響きがなんとも新鮮でした。
ほうよう。かわいい。
2014年2月2日 sun.
怪奇マンガをかわいくしたような絵に
なんともいえない間(ま)のナンセンスギャグ。
何度声を出して笑ったことでしょう。
長崎ライチさんの4コマ漫画『ふうらい姉妹』。
|
朝倉世界一さんのロードムービーコミック『デボネア・ドライブ』を、
ほしよりこさんの旅日記『山とそば』を
読んだときのように、
こんなセンスの持ち主になりたい。
そう憧れます。
でーもー。
人によっては「どこがおかしいの?」と。
一笑もされないことが想像できる
全方位的に「おすすめ!」と言い切れない
魅力感じるマンガです。
2014年1月14日 tue.
この冬、暖か気味と思われた東京も
12月初旬を過ぎたころから冷えこむ日が
。
からだって不思議なもので、
気をつけてたつもりが
その日から左足の中指に、ぽっ。
うす紫のサインが灯りました。
しもやけめ。
仕事スペースがフローリングなので、
暖房つけてても足もと冷えるようです。
そこで今年は、まず足もとから固めよ。
で、ミニホットカーペットを導入。
さらに、ナカギシの電気ひざかけも購入。
これは、ちきりんさんのブログで紹介されてたもの。
夫が見つけて教えてくれました。
(この記事読むとほしくなっちゃうかもですよ)
ソファで本を読むときなんかにも重宝してます。
ふつうのひざかけに戻れなくなりました、真冬。
みなさんも暖かくしてお過ごしください。
女の子も男の子も冷やしてはなりませぬよ。
2014年1月7日 tue.
春の七草リースをお届けします。
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2014年1月4日 sat.
暦の上では2014年ですね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
そういえば、今年の干支は午(うま)。
ちょうどよい。と、
うちにあったうまグッズを
お正月のあいだ、玄関に飾って楽しみました。
手前のうまは、
数年前、夫の田舎の物置を整理したとき見つけたもの。
東北地方のものではないかと思われます。
北欧の麦わら細工とどこかテイストが通じている気がします。
そのおとなりは、
スウェーデンの民芸品、木彫りの馬のダーラナホース。
北欧関連のお店などでもよく見かけるコですね。
北欧旅行のおみやげで、ずっとうちに飾ってあったもの。
偶然にも冬の長い地方のものが重なり、
異素材、異国のものなのに、
不思議としっくりくる感じがします。
動物のうしろ姿は無防備で |
● |
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